9/17を持ちまして15周年となりました。
就活も適当で大学卒業後スーパーに勤める事になって3年半で転職。東京でたまたまふぐ料理店に雇って貰って5年、調理技術と店舗運営ノウハウを取得。
地元に帰る事になり、ここでの出会いがいろいろ結びついて3年後の2010年にふぐ屋を開業してしまいました。
特に夢があった訳ではありません。なんとなくこうなってしまいました。
ただ、出会いの中で自分はこの仕事は向いているだろうなというのは感じておりました。開業するにあたり料理の試作も接客指導も一切してません。お店のオープンと同時に体に染み付いてた物を解放しただけでした。

店を始めてから日々成長を目標に常に品質改善に努めてきました。そして店を持つ事で得られた出会いはかけがえのない物でした。特に食材に関しては野菜、醤油、果汁、お酒などは真っ直ぐに仕事をされている方々の品を取り扱う事ができ、特にとらふぐは仕入れ先を何件か変えて現在は知多半島の業者様に認めてもらい、天然物も扱える様になった事は料理人としては至上の喜びでした。


天然とらふぐが泳いでる姿は他ではなかなかお目にかかれません。できるだけ天然を使えればと思います。
15年の間に養殖物も天然物もたくさん扱ってきました。ですので味の違いのご説明は自信を持ってできます。どちらがいいかといえばそれはもう天然物の方ですが相場や天候の都合いつもというわけにはいかないデメリットがあります。味の違いも楽しみと思っていただければ幸いです。
これで完成というものはありません。生かされている以上人生は前進あるのみです。振り返れば感慨深いですが此処には今しかありませんので只々日々努めて参ります。

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