私は文豪でも作家でもないので美味しさをお伝えするのにどういう表現がいいのかいつも悩みます。
ふぐはどんな味って言われても歯応えがあって弾力があって旨味はほのかにくるとか表現が単調になってしまいブログを書こうにもすぐ手が止まってしまいます。
そんな中、動画を見てたらとても腑に落ちる表現に出会いました。
グルメYouTuber 品川イッコーさん
https://ikkos-films.com/【東京・西麻布】とく山「河豚の旨さがよくわか/
"ふぐの味を掴む"
特にてっさを楽しむ時ですが、ポン酢につけて口に運んだ時は淡白な白身ですが、咀嚼する度に旨味がゆっくりと向かってくる。
この味を掴めるか掴めないかでふぐの良さを楽しめるかの差が出ると思います。
更にこちらの方の表現に付け加えて自分でもやっと気づいた事ですが、
てっさは1切れが薄くても舌に乗る面積が広い方が味が分かりやすい、身を厚切りにする必要はなく、薄く切った身を数枚口に含んでよく噛むと旨味が広がっていきます。厚い身ですとふぐの強靭な筋肉に咀嚼しきれずに飲みこむ事になります。
とはいえかの長嶋さんみたいに一気にてっさをすくって口いっぱいに入れるのは本当はやめてほしいです💦口の中がモゴモゴしてまあとにかくもったいないです。TVのリポーターさんもよくやってますが映えるから仕方ないですが・・。
天然物でも養殖物でも旨味のあまりないふぐもあります。流通している全てのふぐが最高のものとは限りません。
調理方法を駆使していかに美味しく料理を提供できるかがふぐ屋の技量の見せ所となります。